初めての一人暮らし、賃貸とシェアハウスのどちらにするか迷っていませんか。物件情報を見ているうちに「シェアハウスも気になるけれど、実際どうなのだろう?」と、感じる人もいるでしょう。
賃貸は初期費用が高いし、シェアハウスは気が合わない人がいたら嫌だし、プライバシーも守られか心配。結局どちらがお得なのか、考えすぎて分からなくなりますよ。
この記事では「費用」「生活」「自由度」「人間関係」という4つの軸で、シェアハウスと賃貸をリアルに比較します。
最後まで読んで、あなたに向いている住まい探しの参考にしてみてください。
目次
シェアハウスと賃貸、どちらがおすすめ?

結局どちらがおすすめなのかというと、初期費用を抑えたいコスパ重視の人や、にぎやかなのが好きで人と交流を楽しみたい人、一人でいるのが苦手または不安に思う人は、シェアハウスがおすすめなタイプです。
一方で、プライバシーを最優先したい人や、一人の時間は集中したい人、静かに過ごしたい人は、賃貸のほうが向いています。
両者の違いを一目で確認できるよう、比較表にまとめました。
比較項目 | シェアハウス | 賃貸 |
初期費用を抑えたい | ◎ | △ |
月々の家賃を安くしたい | ◎ | 〇 |
家具家電の揃えたくない | ◎ | △ |
住まいの自由がある | △ | ◎ |
人に気を使いたくない | 〇 | ◎ |
一人で居るのが苦手 | ◎ | △ |
この表だけでも、自分が何を優先したいかによって、シェアハウスにするのか、賃貸のほうがいいのかといった答えが出ることが分かるはずです。
ここから先は、7つの項目に分けてさらに詳しく見ていきましょう。
シェアハウスと賃貸を7項目で徹底比較

費用や生活スタイル、人間関係まで、住まい選びで気になるポイントは人によって様々です。ここでは主に気になる7つの項目を取り上げ、それぞれの違いを具体的な数字とともに解説します。
①初期費用
賃貸物件を契約する場合、敷金・礼金・仲介手数料・保証会社利用料・火災保険料・鍵交換費用など、家賃以外にもさまざまな費用がかかります。家賃8万円のワンルームを想定すると、初期費用の合計は40万円を超えることも珍しくありません。
一方で、シェアハウスは運営会社と直接契約するケースが多く、礼金や仲介手数料が不要な物件がほとんどです。敷金の代わりに数万円のデポジットを設定している場合もありますが、合計でも10万円台に収まるケースが多く見られます。
初めての上京で貯金に余裕がない人にとって、この差は大きな安心材料になるでしょう。
②毎月の生活費
初期費用だけでなく、毎月かかる生活費にも違いがあります。
賃貸では家賃に加えて、電気・ガス・水道代、インターネット代、日用消耗品費などを、すべて自分で管理しなければなりません。
シェアハウスの多くは、これらの費用が共益費としてまとめて家賃に含まれているため、追加の出費が少なく済みます。
手取り18万円の社会人を想定したシミュレーションが以下の表です。
月々の生活費比較表
※注意点:管理会社、物件により金額は異なります。HPや内覧時に確認しておきましょう。
東京で一人暮らしを始める場合、一般的な賃貸物件は敷金・礼金・仲介手数料など発生するため、初期費用は家賃の4.5〜5.5か月分前後になることが多いです。
一方、シェアハウスは敷金・礼金・仲介手数料が不要、または少額で済む物件が多く、初期費用を数万円〜10万円台前半に抑えやすい傾向があります。
ただし、共益費やデポジット、退去時費用の有無によって総額は変わるため、契約前に内訳を忘れずに確認するようにしましょう。
③住み心地とプライバシー
シェアハウスには、一部屋を複数人で使うドミトリータイプと、一人ひとりに個室が与えられるタイプがあります。プライバシーを重視するなら、鍵付きの個室があるシェアハウスを選びます。
生活音が気になるのであれば内見の際に、壁の厚さや部屋の位置、共用部からの距離も確認しておくと安心です。意外と音はトラブルになるので、できれば現地での内覧がおすすめです。
賃貸の場合は、最初から完全な個室と独立した水回りが確保されているので、生活音や来客を気にする必要がほとんどありません。誰にも干渉されない、何より自分時間を最優先したい人には、賃貸の方が快適に過ごせると感じられるでしょう。
④人間関係
シェアハウスでは年齢も職業も異なる人たちが同じ家で暮らすため、ときには「シェアハウスでやばい人」に出会ってしまうこともあります。私物の無断使用や生活音のトラブル、価値観の違いから摩擦が起きるケースもゼロではありません。
ただし、これらの多くは運営会社の管理体制によって防ぐことができます。ハウスルールがきちんと整備されているか、トラブル時に仲裁してくれる体制があるかは、物件選びの内覧の段階でしっかり確認しておきたいポイントです。
内見時に共用スペースの雰囲気や住人同士の関係性を見ておくことも、後悔しないための有効な手段になります。
⑤自由度
友達を呼びたい、恋人と自由に過ごしたい、そんな希望がある場合はシェアハウスを選ぶ際には注意が必要です。シェアハウスでは来客のルールや門限、共用のハウスルールが定められていることが多く、賃貸ほど自由に人を招き入れることはできません。
検索で「シェアハウス 暗黙のルール」と調べる人が多いように、ゴミ出しや掃除当番、入浴時間などの細かい取り決めに窮屈さを感じる人もいます。
一方で、これらのルールは社会で生きていくうえで役立つコミュニケーション力を自然と養ってくれる側面もあります。
完全な自由を求めるなら賃貸、ある程度のルールを受け入れられるならシェアハウスという判断軸が分かりやすいでしょう。
※ハウスルールは管理会社、物件によって異なるのと、清掃は外部の清掃会社が入っている物件もあります。こちらも併せて、内覧時に確認しておきましょう。
⑥防犯・安心感
一人暮らしで不安に感じやすいのが防犯面です。シェアハウスは常に誰かが家にいる状態になりやすく、オートロックや防犯カメラを備えた物件も増えています。女性専用のシェアハウスを選べば、男性に気を使わないという生活しやすさもありより安心できます。
賃貸は一人で過ごす時間が長くなるため、オートロックや管理人の有無など、物件自体のセキュリティ設備をしっかり確認しておくことが大切です。
どちらを選ぶ場合も、管理会社のトラブル対応体制をチェックしておくと今後の生活のしやすさと安心につながります。
⑦契約・入居しやすさ
賃貸契約では連帯保証人が必須になることが多く、保証人を頼める相手がいないと契約自体が難しくなる場合もあります。契約期間も2年単位が基本で、途中解約には違約金が発生することもあります。
シェアハウスは連帯保証人が不要な物件が多く、1ヶ月から契約できる短期プラン*も豊富です。家具家電も完備されているため、審査から入居までのハードルが低く、スーツケース一つで新生活を始められる手軽さも魅力です。
※注意点
シェアハウスで部屋を契約する場合、物件ごとに最低契約期間が決まっていることがあります。企業ごと、物件ごとによって変わってくるので、詳細は内覧時に担当者に確認しておきましょう!
「シェアハウスはやめとけ」と言われる理由とは?

「シェアハウス やめとけ」と検索する人が多いのには理由があります。
実際にどんな点が不満につながりやすいのか、具体的に見ていきましょう。
- 人間関係:価値観や生活リズムの異なる人と暮らすため、意見のすれ違いが起きることがあります。特に初対面の相手と距離感をつかむまでは、気を遣う場面も少なくありません。
- 生活音:早朝や深夜の物音、話し声が気になるという声もよく聞かれます。壁の薄い物件や共用部に近い部屋では、特に音が気になりやすい傾向があります。
- 共有スペース:キッチンやリビング、お風呂などを共有するため、使いたい時間に使えなかったり、清潔さの基準が人によって違ったりすることがあります。
- 価値観の相違:ゴミ出しのルールや掃除の頻度に対する感覚は人それぞれです。こうした小さなズレの積み重ねが、ストレスにつながることもあります。
ここまで挙げた不満点の多くは、運営会社の管理体制や物件の設計によって大きく左右されます。ハウスルールが明確で、スタッフが定期的に巡回している物件であれば、トラブルは未然に防ぎやすくなります。
内見の際に共用部の清潔さやハウスルールの有無を確認するだけでも、入居後の満足度は大きく変わってくるはずです。
結局、迷っている人はどちらを選ぶべき?

ここまでの比較を参考に、自分がどちらのタイプに当てはまるかを確認してみましょう。
シェアハウス向き|一人じゃない安心感と新たな出会いを求める人
なによりコスパ重視で初期費用を抑えたい、家具・家電をそろえる手間を省きたい、そんな人にシェアハウス向きです。
さらに上京したばかりで知り合いが少ない人や、一人でいると不安になる人、人との交流を楽しみたい人にもおすすめです。家族から離れて、一人でご飯をつくって、一人で食べてというのは寂しいものです。ハウスメイトとお鍋を食べたり、たこ焼きパーティーをしたり、とワイワイにぎやかなご飯も楽しいものです。
他にも海外から来ているハウスメイトや、さまざまな業種の人との交流は、これからの価値観や知識、経験へとつながることでしょう。何気ない生活を送る中で、貴重な時間が過ごせるかもしれません。
まずは東京での生活に慣れたいという、という人もシェアハウス向きですね。
賃貸向き|プライバシー重視、自分時間を大切にしたい人
何より一人の時間を最優先したい人や、生活音が気になりやすい人には賃貸が向いています。恋人や友人と気兼ねなく過ごしたい人で、静かな環境が必要な人にとっても、賃貸の方が快適に感じられるでしょう。
自分好みの家具やファブリックでカスタマイズした、インテリアに囲まれる生活は憧れますね。一人暮らしでしかできない、叶えたい夢のひとつでもあります。
ただ一人ということへのさまざまな生活面の不安があるのも、マイナスの要素ではあります。
迷ったら半年だけシェアハウスという選択肢もある
それでも決めきれない場合は、まず半年程度の短期契約*でシェアハウスに住んでみるという方法もあります。
シェアハウスは短期契約に対応している物件が多く、実際に暮らしてみてから賃貸に切り替えるという選び方も十分可能です。住んでみて初めて分かることも多いため、お試し感覚で始められるのは大きなメリットといえます。
※注意点:契約会社、物件によって契約期間は変わります。内覧時に担当者に確認しましょう。
シェアハウスと賃貸の比較でよくある質問

シェアハウスと賃貸で比較した時、疑問に思うことがありますよね?
そんなよくある質問を、いくつかまとめてみました。
Q,シェアハウスは賃貸ですか?
A, シェアハウスも賃貸借契約の一種です。ただし、一般的な賃貸物件とは異なり、運営会社と直接契約することが多く、個室や共用部の使用する際のハウスルールが定められている点が特徴です。
※ハウスルールは物件によって異なることがあるので、内覧の際に担当者に確認しておきましょう。
Q, シェアハウスの賃貸は審査がありますか?
物件によって異なりますが、一般的な賃貸ほど厳しい審査は設けられていないケースが多いです。連帯保証人が不要な物件も多く、入居のハードルは比較的低めといえます。
Q, シェアハウスの家賃相場はいくらですか?
エリアや設備によって幅がありますが、都内であれば月3万円台から6万円台が目安です。共益費に光熱費やネット代が含まれている場合も多く、トータルの支出は賃貸より抑えられる傾向にあります。
Q, シェアハウスに何年住む人が多いですか?
短期間で退去する人もいれば、数年単位で住み続ける人もおり、滞在期間には個人差があります。短期契約に対応している物件が多いため、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に住み替えやすいのも特徴です。
逆に、最低契約期間が決まっている物件もあるので、内覧の際に担当者に確認しておきましょう。
Q, シェアハウスに貯金なしで住めますか?
初期費用を大きく抑えられるシェアハウスであれば、貯金が少ない状態でも入居しやすい傾向にあります。ただし、前家賃や初月の生活費は必要になるため、最低限の手元資金は用意しておくと安心です。
まとめ|迷ったら「何を優先したいか」で選ぼう
シェアハウスと賃貸、どちらが正解ということはありません。安さを優先したいのか、自由な時間を優先したいのか、人との交流を優先したいのか。自分が何を大切にしたい暮らし方をしたいかによって、選ぶべき答えは自然と見えてきます。
この記事を参考に、まずは気になる物件をいくつか比較してみてください。実際に内見をしてみることで、写真や情報だけでは分からない発見もきっとあるはずです。
あなたらしい一人暮らしの第一歩を、ここから踏み出してみましょう。
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